※性感染症とは・・・・性行為(オーラルSEX・アナルSEXによる性行為も含む)を介して感染する病気です。STI(STD)とも言われます。
感染していても自覚症状がなく気づかないこともあります。早期の発見・治療が症状を悪化させずに済みます。感染を放置しておくと頚管炎や感染が広がり下腹痛となったり、さらに骨盤腹膜炎となって不妊の原因になったりもします。
検査項目
貴子レディースクリニックでは自費で性感染症検査を行っています。
※ 表示は税込価格です。
※ 検査結果の郵送料も検査費用に含まれています。
1おりもの検査 | クラミジア、淋菌 | ¥4,500 |
2おりもの検査 | クラミジア、淋菌、トリコモナス、カンジダ | ¥8,000 |
3血液検査 | 梅毒、HIV | ¥5,000 |
4血液検査 | 梅毒、HIV、B型・C型肝炎 | ¥7,000 |
セット価格
セットA | 1+3 | ¥8,000 |
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セットB | 2+3 | ¥12,000 |
セットC | 2+4 | ¥14,000 |
主な性感染症
クラミジア(性器)
感染しても症状が軽い為、自覚症状を感じない事が多く放置されやすいです。症状としては、おりものの増加・陰部の痒み・下腹部痛などの症状が起こる事があります。
淋菌(性器)
感染しても女性の自覚症状は男性よりも軽く、多少のおりもの増加程度の場合も少なくありません。
トリコモナス
トリコモナス原虫が原因となり、膣内で炎症を起こします。症状は、強い痒み・悪臭を伴う黄色いおりものが増加します。
ヘルペス(性器)
ヘルペスウイルスの感染により性器に水疱(水ぶくれ)・腫れ・激痛・痒み・排尿時痛などの症状が起こります。初期感染の時に症状が強く出て、全身倦怠感・リンパ節の腫れを起こす事もあります。一度感染してしまうとウイルスが体内に潜んで、症状が治まっても体の抵抗力が落ちた時に再発します。
尖圭コンジローマ
HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染により、性器や肛門周りに大小様々な形のイボができ、膣内にもイボができる事もあります。イボの特徴としては、先がギザギザに尖っている物が多いですが一概には断定出来ないので症状が出現した場合は受診をお勧めします。
梅毒
原因は梅毒トレポネーマという病原菌で、感染すると全身に様々な症状が出ます。初期の薬物治療で完治が可能ですが、未治療で過ごしていると無症状になりながら進行するため途中で治療をやめてしまわないようにすることが重要です。また、完治しても、感染を繰り返すことがあり、再感染予防が必要です。
感染経過
第Ⅰ期:感染後〜約3週間 |
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初期には、感染が起きた部位(陰部・肛門部・口唇部・口腔内)に腫瘍やしこりができることが有ります。また、股の付け根部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることも有ります。痛みがないことも多く、未治療でも症状は自然に軽快します。
しかし、体内から病原体がなくなったわけではなく、他の人にうつす可能性も有ります。感染した可能性がある場合には、この時期に梅毒の検査(血液検査)が勧められます。 |
第Ⅱ期:約3週間〜数ヶ月 |
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治療をしないで3ヶ月以上経過すると、病原体が血液によって全身に運ばれ、手のひら・足の裏・体全体に赤い発疹(バラ疹)が出現します。治療しなくても数週間以内に消失しますが、抗菌薬で治療しない限り梅毒が治った訳ではありません。 |
HIV(エイズ)
感染経路としては、①性行為、②血液・体液感染、③母子感染が挙げられます。他のSTI(性感染症)に感染して、粘膜に傷や炎症がある場合は感染率が上がります。感染して2週間以上10週間未満で、インフルエンザ様症状(発熱・倦怠感・筋肉痛など)が見られることが有ります。近年、有効な治療法が開発されたことでHIV(エイズ)の発症が減少傾向にあります。