HPV検査は、子宮頸がんを起こしやすいハイリスクのHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染しているかどうかをチェックする検査です。
細胞診と組み合わせることで、がんになる前の細胞の変化(前がん病変)をほぼ確実に見つけることができるようになります。
また、細胞診もHPV検査も異常がない場合は、3〜5年は子宮頸がんになる可能性はほとんどありませんので、大きな安心につながります。
30歳未満はHPVの感染率が高いものの、通常は本人の免疫力により排除されます。しかしハイリスクのHPVが子宮頸部の細胞に長くとどまった場合(持続感染)、子宮頸がんを発症することがあります。
この持続感染は30歳以上に多くみられるため、アメリカでは30歳以上の女性には細胞診とHPV検査の併用検診がすすめられています。日本でも一部の自治体で子宮頸がん検診にHPV検査を導入し、その有用性が確認されつつあります。
料金表
検査項目 | 検査内容 | 料金(税込) |
1HPVリスク判定(HPV-DNA) | HPVハイリスクタイプへの感染の有無。 | 5,500円 |
2HPVハイリスク判定 | 16型・18型 その他高リスクの陰性・陽性。 | 1,1000円 |
3HPV型別判定(HPVジェノタイプ) | HPVハイリスク13タイプのどの型に感染があるかを検査。 | 24,200円 |
※子宮頸がん検査で、精密検査が必要な方は保険適用です。